同じドラマを繰り返し見てしまう心理について

人生でおもしろいと思ったドラマは数本しかないが、気に入ったドラマは何回も見る。

別のドラマは見ないのか?私にとって、新しいドラマを見ることは多くのエネルギーを消耗するため、ハードルが高い。

おもしろいかどうか分からない話を見ることに、何時間も費やすという行為が、無駄だと思ってしまうのだ。

それだったら、おもしろいと分かっているドラマを見た方が、無駄なエネルギーを使わず気楽に楽しめる安定感がある。

 

おもしろいかどうか分からない、知り合いになりたての人と飲みに行くよりも、いつもの仲良しメンバーで飲みに行った方が楽しい。

現実の付き合いでも、このような感じで、あまり喋ったことのない人と会話した後の疲労感は半端じゃない。我ながら、よく営業の仕事を続けているなと思う。

 

このように、ドラマを見るという行為と人と会うという行為は、似ているところがあると思う。

一つのドラマを全話見終えたころには、そのドラマの登場人物と友達になった気分になっている。その登場人物たちと、もう一回会いたいと思ってしまうのだ。そして見れば見るほどその登場人物たちに親しみを感じ、何周も見てしまうのである。

新しいドラマを見るとき、0からそのドラマの主人公と関係を築かなくてはいけない。主人公と仲良くなれそうにないので、途中で見るのをやめたドラマも多い。

 

新しい人間関係を築くのに抵抗があるため、転勤、転職、引っ越しなどもためらってしまう。こんな自分の特徴が、ドラマを見る行為一つにも出てしまっている。

「一回見終わったドラマは見ない」というルールを設けることから、自分を変えていけるかな。