高校の時の人間関係の築き方は、スマートだったと思う。
先輩と高校時代の話をしていた。
その先輩は、高校時代のクラスの人間関係が、かなり複雑だったそうだ。
友達の取り合い、仲間外れ、男が原因の友情崩壊等、色んなことがあったらしい。
私が高校の時は、知る限りではそんなにドロドロした感じはなく、皆仲良く平和だったという話をした。(私が知らないだけかも。)
高校時代を思い返してみると、皆とても要領の良く、無駄のない人間関係を築いてたなと思う。
当たり障りのない会話をし、あまり深く踏み込まない。深く踏みこまないので、衝突が起こることもめったにない。
今思えば皆、人との関係にエネルギーを使いたくなかったのかもしれない、と思う。
私の通ってた高校の生徒が進学する大学は、トップは東大、底辺は私の通ってた普通クラスの私立などである。
皆ガリ勉で一日中勉強してるのかと思いきや、その一方で、部活にも力を入れていた。
インターハイに出てた部も、確かあった。
私は部活も勉強も実績を残せず、落ちこぼれだったが、そんな高校に3年間いたのを誇らしく思う。
そんな、勉強と部活に追われてる毎日を過ごす中、人間関係で悩んでる場合ではない。
皆面倒なことは起こさず、スマートに日々を過ごしたかったのだと思う。
試験、部活という名の戦場で全力で戦い、教室という名の休憩所で、いつものメンバーと気休めに話をする。
社会という名の戦場で戦うお偉いさんが、癒しを求めて高級クラブで会話を楽しみ、ホステスと表面だけの関係を築くのと少し似ている。
このような感じなので、面倒な人間関係のいざこざがなかったのでは?と推測している。
私が今の会社の好きなところは、会社の人たちとの人間関係が、高校時代の人間関係と似ているからだ。
居心地の良い部署にするため、面倒なことは起こさずメンバー皆仲良くし、それぞれの戦場で頑張ろう。というスタンスである。
営業は、お客様先という名の戦場で戦う。オフィスに帰社し、「お疲れ様です」と皆に迎えられ、案件の悩みがあったら相談する。
皆お互いのプライベートなどには干渉しないし、人間関係のごたごたもない。
こういう環境だから、戦場での戦に集中できるのだと思う。
オフィスをも戦場にしてしまわないように、スマートな人間関係を心掛けたい。